韃靼そばの成分を最大限引き出すため、醗酵技術を取り入れています（特許製法）。創業五十数年の信州味噌の蔵元で、職人の手により麹を使って韃靼そばの実を醗酵させました。 「麹室（こうじむろ）」と呼ばれる温度と湿度を管理した部屋で、数日間かけてじっくり醗酵させた原料を使用しています。韃靼そばの実に、麹がミクロのレベルで働きかけ、コクのある風味ゆたかな味わいが実現しました。醗酵(はっこう）とは、元々は食材の長期保存を可能にするために生み出された技術です。現在では、「栄養価が高まる・消化吸収しやすくなる・味わいが増す」といった、有効な食品技術として用いられるようになりました。 長野県では、厳しい気候や険しい山々に囲まれた環境の中で、醗酵技術が育まれ、産業として発展してきました。先人達の知恵により生み出された「醗酵」という目には見えない微生物がもたらす働きは、長野県の誇る豊かな自然と共に、大切に未来につなげていきたい財産といえるでしょう。

「韃靼そば」は作物の育ちにくい山岳地帯でも育つことができる、生命力の強い品種で古くから人々の健康を支えてきました。普通そばに比べて、ルチンを豊富に含んでいます。ルチンとは、赤ワインやカカオ、お茶などで注目されているポリフェノールの一種。本製品には一本当たり30�rのルチンを含んでいます。 韃靼そば（別名・苦そば）は、苦みが強いことが特徴です。韃靼そばと普通そばの成分はほとんど変わりませんが、「ルチン」の含有量が極めて高く、普通そばの百倍も含まれています。ルチンは穀物の中では、そばだけに含まれている成分で、テレビや新聞・雑誌でも取り上げられるようになりました。大学の研究室でも、ダッタンそばはルチンという有効な健康成分を多く含むソバとして、以前から注目されています。ルチンの機能性については、植物学や栄養学といった分野から様々な研究が行われており、その成果が学会で発表されています。また、本製品は焙煎にもこだわり、韃靼そばのもつ「香ばしさ」をより追求しております。美味しさと共に、健康維持にお役立てください。