緑茶のように葉から作るのではなく、そば屋さんで出てくる「そば湯」とも違います。原料はそば(普通種)の実を使用しています。
そばと言えば食べるものと思われがちですが、その実を炒りあげるとおいしいそば茶になります。匠屋のそば茶は、大自然の中、
丹念に育てられた蕎麦の実を使って作り上げたものです。ほうじ茶や玄米茶とは違う、独特の香ばしさとさっぱりとした味わいが特徴です。
通常そばとして食されるそばの実は普通種(甘そば)と呼ばれます。蕎麦みどりの原料であるそばの実はダッタン種(苦そば)
と呼ばれる品種です。温暖の差が激しく、厳しい自然環境の中、丹念に育てられたダッタン種の
そばの実を一切の添加物を加えずに、独自の製法で炒りあげています。本来そばの実は褐色をしていますが、
蕎麦みどりをお茶に出すときれいな黄緑色になります。香ばしい風味と味わいをぜひお楽しみください。
そば処たくみやでは、ご来店されたお客様に蕎麦みどりをお出ししています。
そば茶・蕎麦みどりには、ルチンという成分が含まれています。ルチンはポリフェノールの一種で毛細血管に弾力を与え、
血圧を正常値に近づける働きがあるといわれている成分です。また、血液をサラサラにし、糖尿病や肝臓病、肥満などの生活習慣病、
昨今話題となるメタボリック症候群の予防に期待が寄せられています。特に蕎麦みどりには通常のそばの約100倍のルチンが含まれており、
日々多忙な生活の中、健康に不安のある現代人にはぴったりの健康茶です。
そば茶・蕎麦みどりは日本茶を入れるのと同じ要領で作ることができます。そば茶・蕎麦みどりを急須に入れ、
熱湯を注ぎます。約2分程蒸らしてから、注ぎ分けてください。夏場は冷蔵庫で冷やして、麦茶代わりに。また、
そば茶・蕎麦みどりはお酒との相性が良く、焼酎に入れて「そば茶割り」にすると、香ばしい風味と合わさって
おいしくいただけます。
※そばアレルギー体質の方は、お飲みにならないでください。